2021年10月19日火曜日

WSL : 端末 に GNOME-TERMINAL を 使用する

 目的:

WSL (Windows Subsystem for Linux) の端末として gnome-terninal を使用する。

概要:

X-Window 環境で gnomi-terminal を使用する。
gnomi-terminal を使用する事により、簡単に端末の色分け 等ができるようになる。
X-Window は  VcXsrv を使用する。
 ( Xサーバーをインストールする 参照 )

インストール手順:

  1. gnome-terminal のインストール
    • インストール
      sudo apt install gnome-terminal
      sudo apt install dbus-x11

    • 起動
      gnome-terminal
  2. ターミナルのカラースキームを gogh で設定
    • Goghの実行に必要なパッケージを以下でインストール
      sudo apt-get install dconf-cli uuid-runtime
       
    • Goghの実行
      gnome-terminal 上で、以下を実行
      bash -c  "$(wget -qO- https://git.io/vQgMr)"

      実行すると、カラースキームのリストが表示され、使用する カラースキームの番号 の入力待ちになる為、リストの左側の番号を入力する。
      (見本)
      gnome-terminal 上で 右クリックし、Profiles にカーソルを合わせると、入力したカラースキームが追加されている為、これを選択し、適用する。
      必要に応じ、メニューバーから 「Edit」-「Profile Preferences」で各種設定を行う。

      2021.11.09 追記
      新しいPC に WSL2 をインストールしたら、Gogh が動作しなかった。
      ( カラースキーム のリストが表示されずに終了 )
      git をインストールしたら、表示されるようになった。
      sudo apt-get install git-all

  3. 日本語入力をできるようにする。
    • 日本語化
      以下をインストール/実行
      sudo apt install locales locales-all
      sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8

    • fcitx-mozcのインストール
      以下をインストール
      sudo apt install fcitx-mozc x11-xserver-utils

    • machine-idファイルの作成
      以下を実行
      sudo sh -c "dbus-uuidgen > /var/lib/dbus/machine-id"

    • 環境変数などを.profileファイルに設定
      .profile に以下を追記

      # set for fcitx ------------------
      export GTK_IM_MODULE=fcitx
      export QT_IM_MODULE=fcitx
      export XMODIFIERS=@im=fcitx
      export DefaultIMModule=fcitx
      if [ $SHLVL = 1 ] ; then
        (fcitx-autostart > /dev/null 2>&1 &)
        xset -r 49  > /dev/null 2>&1
      fi

    • 再起動
      WSL を再起動する。
      PowerShell を立ち上げ、 ディストリビューション名を確認。
      wsl -l
      WSL を再起動。(Debian の場合)
      wsl -t Debian

      再度端末を立ち上げ、gnome-terminal を立ち上げる。
      gnome-terminal実行時に、以下の様なワーニングが発生する場合、

      ** (gnome-terminal:54): WARNING **: Couldn't connect to accessibility bus: Failed to connect to socket /tmp/dbus-3BGGQVhj0i: 接続を拒否されました

      .bashrc に 以下を追記
      # disable to display dbind-WARNING
      export NO_AT_BRIDGE=1

    • 日本語入力設定
      以下を実行し、設定を確認/修正する。
      fcitx-config-gtk3
       ( 日本語入力切り替えのキー等を好みにより設定。)

    以上で、日本語入力が可能になる。
    また、gnome-terminal 等のメニュー等も日本語になっているはず。

  4. フォント追加
    Windows の フォントを gnome-terminal 等で 使用できる様にする。
    /etc/fonts に 以下の様な "local.conf" を作成する。
    sudo vim /etc/fonts/local.conf

    <local.conf>
    <?xml version="1.0"?>
    <!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd">
    <fontconfig>
        <dir>/mnt/c/Windows/Fonts</dir>
    </fontconfig>

    作成後、
    fc-cache -fv
    を実行する。

    実行終了したら、
    fc-list | head
    で、Windows の フォントがあることを確認する。

    但し、この状態で gnome-terminal の プロファイルの設定 から、Windows の フォントを選択することができなかった。(ドロップダウンリストに入っていない)
    ... 色々試行錯誤しているうちに、選択できるようになっていた。
      WSL の再起動が必用 ?


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