2020年8月4日火曜日

raspberry pi : NFSサーバーのインストール

目的:

NFSサーバーをインストールし 接続した USB HDD を NFS で共有できるようにする。

手順:

以下の手順で nfs-kernel-server をインストールし、共有ディレクトリの設定を行う。
  1. パッケージリストの更新、パッケージのアップデートを行う。
    sudo apt update
    sudo apt upgrade
     
    この時、カーネルの更新が行われた場合は、再起動する。
    sudo reboot
     
  2. nsf-kernel-server のインストールを行う。
    sudo apt install nfs-kernel-server
     
  3. /etc/export を編集し、共有ディレクトリを設定する。
    sudo vi /etc/exports

    以下の書式でディレクトリを追記する。
    <共有ディレクトリ> <ホスト1>(オプション) <ホスト2>(オプション) …

    例:
    /mnt/hdd1 192.168.1.0/255.255.255.0(rw,sync)

  4. 設定を反映する
    exportfs -ra

以上で、NFSサーバーのインストール、設定は終了。

クライアント側の設定については、
  Windows10の場合 はこちら
  WSL では NFS クライアント は使用できなさそう。


/etc/export 書式 :

<共有ディレクトリ> <ホスト1>(オプション) <ホスト2>(オプション) …

<共有ディレクトリ>
共有させたいディレクトリを記載
<ホスト>
共有ディレクトリにアクセスするクライアントを記載
ホスト名, IPアドレス, IPネットワーク  等を記載
IPネットワークは、
192.168.1.0/24
192.168.1.0/255.255.255.0
の様な形式。
(オプション)
主なオプションを以下に示す。
rw             : 読み出し、書き込み 可能
ro             : 読み出し専用 (default)
sync           : 同期書き込みを有効にする (default)
async          : 非同期書き込み(遅延書き込み)を有効にする
root_squash    : root としての書き込みを行わない様にする。(default)
                 (rootのuidとgidをanonymousのuidとgidに割り当てる。)
no_root_squash : root_squashを無効にする。
all_squash     : すべてのuidとgidをanonymousのuidとgidに割り当てる。
anonuid=uid    : anonymousに割り当てるuidを指定する。
anongid=gid    : anonymousに割り当てるgidを指定する。
secure         : 1023番以前のポートの接続のみ許可する。 (default)
insecure       : 1024番以降のポートの接続も許可する。


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