目的:
WSL (Debian) に Vivado をインストールする。結果:
CUI でインストールすることで、Vivado をインストールすることができた。但し、
- コンパイル時など、スタックサイズを変更できない旨の Warning が発生。
( WSL では スタックサイズの変更はできないらしい )
( WSL2 では Warning は発生しない ) * 2020/08/28 追記 - Debian は 公式サポートされていない。 できれば、Ubuntu 等の方が良いかも。
- 作業ディレクトリを NAS上にすると、ファイルがコピーできない、ファイルが無い等のエラーでコンパイルできない。Dドライブ等の内臓ディスク上は OK。
(マウントの仕方が悪い ? vi 等では普通に編集かのうだが、、)
インストール手順:
- インストーラをダウンロードする。(Windows)
ダウンロードする為には、アカウントを作成する必要が有る。
GUIインストールの場合
- Xサーバを起動する。(Windows)
- ダウンロードしたインストーラを起動する。(WSL)
(Windows で d:\download\xilinx に ダウンロードした場合の例)
cd /mnt/d/download/xilinx
./Xilinx_Unified_2020.1_0602_1208_Lin64.bin
自環境(Debian) では インストーラのGUI は開かず、下の様なメッセージが発生。
Exception in thread "SPLASH_LOAD_MESSAGE" java.lang.IllegalStateException: no splash screen available at java.desktop/java.awt.SplashScreen.checkVisible(Unknown Source) at java.desktop/java.awt.SplashScreen.getBounds(Unknown Source) at java.desktop/java.awt.SplashScreen.getSize(Unknown Source) at com.xilinx.installer.gui.H.run(Unknown Source) Exception in thread "main" java.lang.IllegalStateException: no splash screen available at java.desktop/java.awt.SplashScreen.checkVisible(Unknown Source) at java.desktop/java.awt.SplashScreen.close(Unknown Source) at com.xilinx.installer.gui.G.b(Unknown Source) at com.xilinx.installer.gui.InstallerGUI.G(Unknown Source) at com.xilinx.installer.gui.InstallerGUI.e(Unknown Source) at com.xilinx.installer.api.InstallerLauncher.main(Unknown Source)
この為、CUI でインストールを行った。
また、Debianでのインストールの為、以下のメッセージ(ダイアログボックス)が表示された。
( インストーラが起動するまで 数分 かかった。)
Ubuntu でのインストールは行わなかったが、インストーラに従えばGUIで インストールできると思われる。
CUIインストールの場合
- インストーラの抽出
--noexec --target <抽出ディレクトリ> のオプションを付けてインストーラを起動する。
[Windows で d:\download\xilinx に ダウンロードした場合の例:]
cd /mnt/d/download/xilinx
./Xilinx_Unified_2020.1_0602_1208_Lin64.bin --noexec --target ~/xilinx-installer
これで、~/xilinx-installer ディレクトにインストール用ファイルが抽出される。 - ユーザ名、パスワードの入力
抽出されたディレクトリに移動し、 ./xsetup -b AuthTokenGen を実行する。
cd ~/xilinx-installer
./xsetup -b AuthTokenGen
で、User ID, Password ( Xilinx のアカウント登録した ID(メールアドレス) と パスワード) を入力する。
( ./xsetup コマンド 実行してから UserID, Password 入力まで 数分 かかった。
以降、コマンド入力後、気長に待つ必要あり。(環境に依存するかも) ) - 設定ファイルの作成
./xsetup -b ConfigGen
で、インストール用の設定ファイルを作成する。
実行すると以下の様な選択項目が表示されるため、選択する。
Select a Product from the list: に Vivado (2) を選択
Select an Edition from the list: に WebPACK (1) を選択
選択後、設定ファイルのパス,ファイル名 が表示される。 - 設定ファイルの編集
3. で生成された設定ファイル (テキストファイル) を編集する。
( 今回は、インストール先を /tools/Xilinx に修正した。 ) - インストールの実行
sudo ./xsetup --agree XilinxEULA,3rdPartyEULA,WebTalkTerms --batch Install --config <設定ファイルのパス/ファイル名>
で、Vivado のダウンロートとインストールを開始する。
2020.1 での ダウンロードサイズ は 16.12GB だった。
インストール終了後、Xilinx Information Center が起動したため、
[File] → [Exit] で、これを閉じた。
Vivado 実行:
以下の様に、インストールディレクトリの settings64.sh を ソースし、vivado を実行する。( インストール先 : /tools/Xilinx, Ver 2020.1 の場合 )source /tools/Xilinx/Vivado/2020.1/settings64.sh
vivado
vivado の実行で、GUI で Vivado が起動する。
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