目的:
Windows の共有ファイルやNASにアクセスできるようにする。
手順:
- CIFS インストール確認
cifs-utils が インストールされているか確認。
dpkg -l | grep cifs-utils
インストールされていなければ、インストールする。
sudo apt-get install cifs-utils
- マウント先のディレクトリを作る
sudo mkdir /mnt/<マウント先ディレクトリ名>
- マウント
作成したディレクトリにネットワークドライブをマウントする。
sudo mount -t cifs //サーバー名/共有名 /mnt/<マウント先ディレクトリ名> -o user=<ユーザ名>,password=<パスワード>,iocharset=utf8
マウント時に "mount error(112): Host is down" のエラーが発生する場合、-o に vers=2.0 または vers=1.0 を追加する。
自環境の NAS では vers=1.0 が必用だった。
sudo mount -t cifs //HOGE/hogehoge /mnt/hogehoge -o vers=1.0,user=myname,password=mypasswd,iocharset=utf8
- 起動時の自動マウント
起動時に自動でマウントされる様に /etc/fstab に以下の行を追加する。
(uid, gid の値は id コマンドで確認しておくこと。)
//サーバー名/共有名 /mnt/<マウント先ディレクトリ名> cifs
username=<ユーザ名>,password=<パスワード>,iocharset=utf8,rw,uid=1000,gid=1000,defaults
0 0
3. で vers= 1.0 が必用だった場合、 /etc/fstab も同様に 追加する。
//サーバー名/共有名 /mnt/<マウント先ディレクトリ名> cifs
vers=1.0,username=<ユーザ名>,password=<パスワード>,iocharset=utf8,rw,uid=1000,gid=1000,defaults
0 0
//HOGE/hogehoge /mnt/hogehoge cifs vers=1.0,username=myname,password=mypasswd,iocharset=utf8,rw,uid=1001,gid=1001,defaults 0 0
- ネットワーク起動後にマウントする為の設定 (2021.9.23 追記)
ネットワーク起動前にマウントすると失敗する為、ネットワークの起動を待ってからマウントする様に設定する。
sudo raspi-config
で、ラズベリーパイのVNC設定を行う。
(raspbian のバージョンにより メニューは異なる可能性が有る)
1 System Options を選択して Return
S6 Network at Boot を選択して Return
<はい> を選択して Return
<了解> を選択して Return
以上で、ネットワーク起動を待ってから ブート する様になる。
- 再起動確認
再起動してマウントができることを確認する。
マウントできていない場合、
sudo mount -a
を実行し、マウントできるか、確認する。
マウントできない場合は、 /etc/fstab を見直す。
マウントできる場合は、起動時のマウントまでにネットワークの準備が間に合っていない可能性が考えられる。この場合、/etc/fstab の記述の defaults を noauto,x-systemd.automount に変更してみる。
//サーバー名/共有名 /mnt/<マウント先ディレクトリ名> cifs
vers=1.0,username=<ユーザ名>,password=<パスワード>,iocharset=utf8,rw,uid=1000,gid=1000,noauto,x-systemd.automount 0 0
//HOGE/hogehoge /mnt/hogehoge cifs vers=1.0,username=myname,password=mypasswd,iocharset=utf8,rw,uid=1001,gid=1001,noauto,x-systemd.automount 0 0
自環境では、fstab に noauto,x-systemd.automount を指定して 起動時にマウントできるようになった。
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